76/100

G-06

G-06
金銀や漆などで装飾を施した和紙を糸状に裁断した箔を緯糸として織り込む、西陣織の代表的な技法のひとつである引箔を用いた織物です。本作の箔は、和紙に銀箔を貼り、その上から黒漆を施したものですが、黒漆が乾かないうちに油を垂らすことで、油によって黒漆が弾かれ底の銀箔が覗くという独特の手法で制作したもので、柔らかで優しい水玉が表現されています。
組成
絹 70%、分類外繊維(紙) 30%
生地幅
32cm
目付重量
235 g/㎡
用途
アートパネル
備考