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G-03
金銀や漆などで装飾を施した和紙を糸状に裁断した箔を緯糸として織り込む、西陣織の代表的な技法のひとつである引箔を用いた織物です。本作に用いた箔は銀を硫化させたものです。銀は、硫化の進行に伴い、銀⇒金⇒茶⇒赤⇒紫⇒青⇒黒と色が変化していきます。その最終過程である黒色に変化した銀箔を砂子状に貼りこみ、大小の変化を持たせています。大らかで情緒感溢れる織物です。
組成
絹 70%、分類外繊維(紙) 30%
生地幅
71cm
目付重量
184 g/㎡
用途
アートパネル
備考
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