“WOVEN NARRATIVES”
四神の不変と風景の移ろいを表現した織物と京都の景色(川・道・池・山)をモチーフとしたオブジェで空間を構成しています。
四神
京都の東西南北の方向を司る4体の霊獣。
不祥を遠ざけ、ものごとの流れを順調ならしめると言われ、古くから 東西南北それぞれの地(川・道・池・山)から京都を司ってきていました。
本企画では川島織物セルコンのデザインアーカイブの中から1930年頃のデザインを用い、着物の帯に用いられる紋織や引箔、緞帳や祭りの山車幕などに用いられる綴織、迎賓館赤坂離宮のインテリアなどにも使われる紋ビロードなど、伝統的な手織り技術から4つの技法を用いて四神を蘇らせました。
Landscapes / Gradation
四神が鎮座するとされる京都の山、池、川、道、それぞれの色や形、歴史背景から起こしたデザインと関連する伝統的な文様で織物に描き出しました。
風景の多彩な表情を、グラデーションと偏光フィルムを織り込む、機械織りの技術で表現。
Landscapes / Form
それぞれの色や形、歴史的背景からインスピレーションを受け、京都の川、道、池、山のデザインを描き起こしオブジェのフォルムとして落とし込みました。