醍醐寺に「幡」をお納めしました
真言宗醍醐派の総本山 醍醐寺の三宝院本堂 (京都市伏見区)で、10月3日(月祝)~9日(日)にかけて営まれた、「太元帥(たいげん)大法(だいほう)」のために揃えられた法具のひとつ”天蓋幡”をお納めしました。
太元帥大法は、平安時代より宮中や醍醐寺理性院などで執り行われていましたが、 明治初年を最後に醍醐寺では営まれておらず、 今般、醍醐寺ではおよそ150年ぶりに 嚴修されました 。
川島織物セルコンは、 この太元帥大法のために新調された法具のひとつ ”天蓋幡” をお納めしました。
太元帥大法 醍醐寺ホームページ
令和を生きる人々の安寧と幸せを祈る
太元帥大法150 年の時を超えて
前回の法要で使われた幡は残されておらず、醍醐寺に残されている古文書など貴重な資料を拝見し、当社の今までの制作資料などから提案を重ね、完成に至りました。
尚、こちらの幡は「後拝み」で、一般に公開されます。
太元帥大法 後拝み
後拝みとは、法要の全日程が行われた道場に入って参拝することをいいます。 太元帥大法は秘法のため非公開で行われましたが、法要後の堂内を特別に公開されています。今回の後拝みでは、ご本尊である太元帥明王(たいげんすいみょうおう)像(重要文化財)をはじめとする仏画など六幅を拝することが出来、また、太元帥大法に際し整えられた法具も拝見することが出来ます。