川島織物セルコン180周年 「記憶に残る、織と美。」展 開催 2023年9月6日(水)〜19日(火) 新宿髙島屋10階
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、今年創業180周年を迎えました。180年にわたり取り組んできたモノづくりの一端を紹介する展示会「記憶に残る、織と美。」展を9月6日(水)より新宿髙島屋で開催します。
当社は、創業以来、お客様に感動と満足をいただける商品をお届けしたいとの思いで、モノづくりに取り組んできました。これまで支えていただいた全てのステークホルダーに感謝するとともに、積み重ねてきた技と感性により磨きをかけていくという思いを新たにし、「記憶に残る、織と美。」を探求し続けていくことを決意しました。
「記憶に残る、織と美。」展では、このような当社のこだわりのモノづくりの一端をご覧いただき、織物の魅力を紹介します。
会場では、多くのファンを魅了してやまない琳派の画家・工芸デザイナーの神坂雪佳が、川島織物セルコンのためにデザインを制作した“百花”を通して、当社のモノづくりの伝統と革新を紹介します。また、普段はなかなか手にすることのない、織物製作の道具や劇場の緞帳のミニサンプルなどもご用意します。この機会に是非お越し下さい。
■川島織物セルコン180周年「記憶に残る、織と美。」展
会期 | 2023年9月6日(水)~ 9月19日(火) |
開催時間 | 10:30~19:30 |
会場 | 新宿髙島屋 10階インテリア特設会場 |
入場料 | 無料 |
主な出展品 | 「百花」 (紋織窓掛紋図レプリカ、制作工程、さまざまな織物) ミラノデザインウィーク出展品 |
■主な出展品
「百花」とモノづくり
日本のみならず海外からも多くのファンを魅了してやまない琳派。琳派の画家・工芸デザイナーの神坂雪佳が、川島織物セルコンのためにデザイン制作した「百花」は、1900年頃に描かれて以来、100年以上にわたり当社のさまざまなファブリックにとなり、現在でも帯やカーテン生地などで使用している、当社の大切なデザインのひとつです。この「百花」を通して、川島織物セルコンのモノづくりを紹介します。
1.紋織窓掛紋図「百花」(レプリカ)
1900年頃に神坂雪佳が描き、室内装飾窓掛地の製作のためにつくられた織物製作のための紋図。紋図とは織物を作るための設計図のようなもので、現在、当社の企業博物館である川島織物文化館で保管しています。
2.織物製作の道具
紋図の制作と同時に、織物製作に使う色や糸種を決めていく企画・配色を行います。それらの作業に用いる道具や資料を展示します。
3.さまざまな「百花」
手織りの伝統技術から現在の機械生産まで、多様な技術で製作したさまざまな百花を紹介します。
川島織物セルコンの今
現在の川島織物セルコンの製品やプロジェクトを紹介します。
1.ミラノデザインウィーク2023出展品
今年4月にイタリアのミラノで開催されたミラノデザインウィーク出展の様子を動画で紹介。現地で展示したファッションデザイナーのロク・ファン氏とコラボレーションで製作したエッグチェア(※)「自然と本能〜森を織る〜」も展示します。
※「エッグチェア(Egg™)」は、1872年デンマークで創業したファニチャーブランド フリッツ・ハンセンを代表する作品。アルネ・ヤコブセンが残した不朽の名作で、60年以上経った今でも世界中の人々に愛されています。
2.主な商材 劇場の緞帳の試織も
カーテン、床材など現在、当社が取り扱っている主な商材を紹介します。劇場の緞帳の部分サンプルや祭りの幕に使用する刺繍など、普段、近くでご覧いただく機会のあまりないものも出展予定です。