新着情報

1889パリから2025大阪・関西万博へ 夢をかけた織りを順次紹介「ゆめ織るEXPO — 万博と織物の意外なつながり —」展 川島織物文化館

Prologue:万博のはじまり / Episode1:Expo1893 Chicago
2024年9月17日(火)~ 川島織物文化館

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、大阪・関西万博の開催を記念し、本社に併設の川島織物文化館で、「ゆめ織るEXPO — 万博と織物の意外なつながり —」展を9月17日(火)より開催します。

万博出品時に制作したカタログ 左・中央:「TSUZURE-NISHIKI DE KAWASHIMA」(リエージュ万博:1905年)
右:「J.KAWASHIMA’S ART FABRICS」(シカゴ万博:1893年)

地球規模でさまざまな課題に取り組むべく、世界中からたくさんの人やモノが集まる「万国博覧会(以下 万博)」。世界中の国や企業が “未来社会の実験場” として、知恵やアイデアを持ち寄り、来場者に驚きや感動を与えてくれます。新しい商品やサービスが生まれるきっかけとなることも多く、1970年の日本万博(EXPO’70)では、ワイヤレステレホンやエアドーム、缶コーヒーなどが紹介されたことでも知られています。

川島織物セルコンは、1889年のパリ万博への初出展以来、十数回にわたって国内外の博覧会に出展してきました。毎回、モノづくりはもちろん、市場調査や新商品販売などにトライし、さまざまな経験を積んできました。それは、来場者に夢を提供し、未来への希望を作りたいという思いから生まれたものです。

「ゆめ織るEXPO」展では、川島織物文化館が所蔵する万博関連の資料をもとに、明治期の万博にタイムトラベルし、約1年半にわたって万博と織物の意外な関係を紹介していきます。第一弾は、明治期の万博について、また、1893年のシカゴ万博のエピソードを展示します。 大阪・関西万博とあわせ、万博の今と昔、万博史の一端としてなど、当展が万博の楽しみの一助となれば幸いです。

■ 企画概要

「ゆめ織るEXPO — 万博と織物の意外なつながり -」展では、1889年のパリ万博をはじめ、主に明治期の万博の資料を展示します。またエピソード1では、シカゴ万博(1893年)を中心に、出展品の制作秘話や苦労話などを、当時の記録や文献を通じて紹介します。

Prologue:万博のはじまり ―― 明治期の博覧会の様子

1851年にロンドンで初めて万博が開催されました。日本政府は1873年のウィーン万博に出展以降、さまざまな万国博覧会に出展してきました。川島織物セルコンは、1889年に開催された第4回のパリ万博に初めて出展し、その後も多くの博覧会に出展してきました。川島織物文化館に残る資料から、明治期の万博の様子を紹介します。

左:ボーダー(縁まわし)試織(綴織壁掛「日光祭礼」)  右:1889年パリ万博ポスタ-

Episode1:Expo 1893 Chicago ―― “推し活”されたい! 二代川島甚兵衞と2つの織物

二代甚兵衞は、初のパリ万博(1889年)に続き、シカゴ万博で2度目の挑戦に挑みました。前年までに2度の渡米を果たし、アメリカの最新トレンドを直接肌で感じ取った甚兵衞は、万全の準備で綴織の大型作品を出展しました。彼がそれほどまでに奮闘した理由は何だったのでしょうか? 当時の日本には、日本の工芸品を美術品として世界に認めさせるという大きな目標があり、そのためには絶対的な評価を得る作品が不可欠でした。甚兵衞も、現在で言う「推し」として多くのファンをつかみたかったのでしょう。

綴織壁掛原画「日光祭礼」

■今後の展示予定 

No主な万博概要(展示タイトル)開始予定
Prologue明治期の万博万博のはじまり
明治期の博覧会の様子
2024年9月17日~
Episode1Expo 1893 Chicago“推し活”されたい!
二代川島甚兵衞と2つの織物
2024年9月17日~
Episode 2Expo 1900 Parisアールヌーボー全盛期に行われた
パリ万博でのエピソードを紹介
2024年11月末頃~
Episode 3Expo 1904 St. Louisセントルイス万博に出展した作品について、
二代川島甚兵衞と工場長の思いを交えて紹介
2025年1月中旬頃~
Episode 4Expo 1905 Liege二代甚兵衞の思い描いた日本の織物の
新しい姿を考察
2025年2月末頃~

※開催概要・開始時期等は変更になる場合があります。

■ 「ゆめ織るEXPO — 万博と織物の意外なつながり —  1889パリ から 2025大阪・関西」展

会期2024年9月17日(火)~2025年末
会場川島織物文化館
休館日土・日・祝祭日、夏期、年末年始
(川島織物セルコン休業日)
入館料無料
その他※ご見学は事前予約制です。
    見学をご希望の方は、あらかじめインターネットでのご予約をお願いします。
詳細は 川島織物文化館ホームページ をご確認ください。

プレスリリース ダウンロード