第73代横綱 照ノ富士 三つ揃え化粧まわし「一富士二鷹三茄子」

7月に行われた大相撲名古屋場所で好成績を収め、第73代横綱に昇進した照ノ富士関の化粧まわしを製作しました。

関取が土俵入りの際に締める化粧まわし。十両および幕内の土俵入りは全員が揃って行われますが、横綱は幕内土俵入りの最後に単独で行われ、横綱が太刀持ち、露払いを従えて土俵入りするというとても華やかなものです。太刀持ち、露払いも化粧まわしを締めるため、横綱の化粧まわしは「三つ揃え」と呼ばれる3枚セットの特別なものになります。

このたび製作させていただいたのは、縁起の良いとされる富士山、鷹、茄子の図を著名作家の描いた日本画から選定した図柄で、「一富士二鷹三茄子」と命名されました。

9月12日に両国国技館で初日を迎える大相撲秋場所より、横綱として登場する照ノ富士関。場所中のどこかでこの化粧まわしを締めた照ノ富士関の土俵入りが見られる予定です。

第73代横綱 照ノ富士 三つ揃え化粧まわし「一富士二鷹三茄子」
原画詳細

	太刀持ち	横綱　照ノ富士	露払い
題名	茄子	霊峰不二	鷹
作者	福田平八郎	横山大観	菱田春草
制作年	昭和14（1939）年	昭和19（1944）年	明治24（1891）年
著作権者	福田敬子
監修		横山大観記念館
所蔵	京都国立近代美術館	足立美術館（島根県安来市）	―