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帯への敬意と感謝 「帯供養」を催行しました

きものの帯への尊敬と感謝の念を表す催し「帯供養」を2024年11月23日(土)に寂光山 常照寺(京都市北区)で行いました。

帯塚前で手を合わせる 奥田正叡ご住職 (写真右)、嶋原 末廣屋 葵太夫(写真中央)、参列者ら

帯供養は、川島織物セルコンがきものの帯の製造を手掛ける帯メーカーとして帯への尊敬と感謝の念を表すため、例年5月に開催してまいりました。これまで当社の社内行事として開催していましたが、創業180周年を迎えた昨年よりご参列者やご供養帯の一般募集を開始しました。さらに、昨年は当社製の帯に限定してご供養帯を募集していましたが、今回より製造元を問わず募集させていただきました。

染織文化に携わる人々の心の一里塚として、1969(昭和44)年に建立された帯塚

今年の帯供養は、初の試みとして、紅葉の美しい秋に開催しました。当日は、色づきはじめた紅葉が美しい 寂光山 常照寺で、思い出のつまった大切な帯を参列者の皆さまと一緒に供養することができました。ご参列いただいた皆さま、ご供養帯をお持ちいただいた皆さまに改めて感謝します。

色づき始めた紅葉
境内で抹茶と和菓子もお楽しみいただきました

川島織物セルコンは、これからもきもの文化の発展を願うとともに、帯の新しいあり方を探求していきます。

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