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「歴代川島甚兵衞の情熱がやどる 織物のための屏風絵」展

川島織物文化館  2022年7月20日(水) ~ 2023年6月2日(金)

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:木村弘一)は、本社に併設の川島織物文化館(京都市左京区)で、「歴代川島甚兵衞の情熱がやどる 織物のための屏風絵」展を7月20日(水)より開催、明治から昭和のはじめに手掛けた綴織屏風の製作資料を紹介します。

綴織屏風原画「牡丹」 川北霞峰筆

風よけや衝立として使用される屏風は、7世紀ごろに新羅から日本に伝わったと言われており、中世頃からは水墨画や大和絵など豪華な屏風の制作が盛んになり、輸出もされるようになりました。
川島織物セルコンは、明治中期より屏風の制作を手掛けはじめました。当時は、刺繍やビロード友禅を施した屏風が多く作られ、欧米へも輸出されていましたが、当社は織物の屏風制作にこだわり、中でも表裏どちら側から見ても美しい「両面綴」という独自の技法を用いた屏風の制作に注力しました。
またデザイン面では、屏風は構造上、絵の中に縁が入ること、特に両面綴は表裏ともに見られるため左右反転させてもバランスが取れていること、などを意識した図案の開発に努めました。併せて、洋風の生活スタイルを意識し、椅子に座ることを想定した腰高の画面構成も取り入れました。
本展では、宮内省お買い上げ品や、外国政府への贈呈品等に用いられた屏風の原画や織下絵などを展示します。
日本画家が描いた工芸デザインの美しい構成や気品あふれる図案の数々をお楽しみ下さい。

歴代川島甚兵衞の情熱がやどる
織物のための屏風絵

会期2022年7月20日(水)~ 2023年6月2日(金) (予定)
会場川島織物文化館
休館日土・日・祝祭日、夏期、年末年始
(川島織物セルコン休業日)
入館料無料
  • ご見学は完全事前予約制です。
  • 川島織物文化館は、新型コロナウイルス感染防止のための対策を講じた上で、運営をしています。ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 詳細は ホームページ をご確認ください。

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