創業180周年特別企画 「さあ、幕あけの時 大舞台を彩る緞帳」展 川島織物文化館
創業180周年特別企画 2023年7月3日(月) ~ 2024年9月27日(金)
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:光岡 朗)は、本社併設の川島織物文化館(京都市左京区)で、創業180周年特別企画「さあ、幕あけの時 大舞台を彩る緞帳」展を7月3日(月)より開催します。明治以降、約130年間の緞帳製作の変遷を数々の初公開作品とともにたどり、緞帳の魅力に迫ります。また、ミニチュアの織機を展示し、緞帳がどのようにして織り上げられているのかご覧いただけるコーナーも設けています。
緞帳とは、主に舞台と客席を仕切る幕。劇場内の装飾を兼ね備え、観客を楽しませる「劇場の顔」の役割を担います。劇場よって適したデザイン、材質、製作方法が検討され、各劇場に相応しい緞帳が製作されます。技法には、綴織や刺繍、アップリケなどの種類があり、当社が得意とする綴織緞帳は、原画に限りなく近い表現ができる織技法で、芸術性の高い織物です。当社の緞帳製作の歴史は長く、1893年に平安神宮協賛会に墨彩・刺繍引幕「平安神宮 大極殿(だいごくでん)(原画:今尾景年 いまおけいねん)」を納めて以来、劇場各所をはじめ、全国各地の自治体の文化会館やホール、学校等の教育施設の舞台幕など2500以上もの緞帳を手掛けています。
本展では、大阪出身の画家・吉原治良(よしはらじろう)がデザインを描いた日本初の綴織式緞帳「朝の歓喜」の構想画や、日本画家・今尾景年が揮毫(きごう)した墨彩・刺繍引幕「平安神宮 大極殿」の構想画をはじめ、彫刻家のイサム・ノグチが原画を手掛けた綴織緞帳 「No end ―悠久―」のマケット(試作の雛形)、日本画家・海外天年 (かいがいてんねん) による曇帳「Dream」の原画などを公開します。また、会期中には、当館館長によるギャラリートークツアーも開催予定です。普段目にする機会の少ない緞帳の知られざる世界を是非お楽しみください。
■川島織物セルコン創業180周年特別企画
「さあ、幕あけの時 大舞台を彩る緞帳」展
会期 | 2023年7月3日(月)~ 2024年9月27日(金) ※ご好評につき、11/1(金)まで会期延長します |
会場 | 川島織物文化館 |
休館日 | 土・日・祝祭日、夏期、年末年始 (川島織物セルコン休業日) |
入館料 | 無料 |
その他 | ※ご見学は完全事前予約制です。 詳細は 川島織物文化館ホームページ をご確認ください。 |
■関連イベント
~ ギャラリートーク 館長とめぐる川島織物文化館 ~
「さあ、幕あけの時 大舞台を彩る緞帳」展をはじめ、館内展示作品を館長が解説。
織物の魅力をより深くお伝えします。
日時 | 7月7日(金)、14日(金)、21日(金)、24日(月)、31日(月) 13時30分~14時30分 |
定員 | 各回先着10名程度 |
参加費 | 無料 |
予約 | 要予約 予約専用番号:075-741-4323 ※前日16時までに電話でお申込みください(月曜日ご来館希望の場合は前週金曜日まで) |