レースカーテン越しの太陽の光 「LIBRARIES | 鎖でつながれた本と本棚と太陽」展
- CASE STUDY
東京 南青山にオープンしたFRITZ HANSEN TOKYO。大きな窓からやわらかな光が降り注ぐ、あたたかく素敵な空間です。
デンマークの家具ブランド フリッツ・ハンセンの日本支社が、オフィス、コントラクトショールーム、アジア唯一の直営店として、隈研吾デザインの建築 ドーリック南青山の1・2階に 「FRITZ HANSEN TOKYO」 をオープンされました。
大きな窓の開放的な空間に、デンマークの名作家具が並ぶストア。
自然光が気持ちよく降り注ぐ明るい店内は、清々しく、とても心地のいい空間と評判とのこと。店内の光をコントロールするべく採用いただいたのが、川島織物セルコン製のカーテン。
今回ポイントとなったのは、窓の外からの視線は気にならず、かつ光はたっぷりと取り込めるファブリックであること。
そこでおススメしたのが、FELTAシリーズのFT6621。採光性が高く、透過性はほどほどに、フリッツ・ハンセンの家具との相性も良いナチュラルな素材感。
機能性にも優れていて、UVカット効果、遮熱効果があり、外光の眩しさを抑制しながら光を室内に取り込む「ローグレア」という機能も備えているファブリックで、大開口部に吊りこむと柔らかな光に包まれるような感じになります。
そしてもう一つのポイントが、そのファブリックを螺旋階段の傾斜に沿って斜めに加工すること。
ドーリック南青山の螺旋階段は、とても良い光を取り込める大きな窓に囲まれています。またその螺旋階段は1階からも2階からも良く見え、建築物のビューポイントにもなっています。
しかしその美しい窓、カーテンを作るにはハードルが・・・。
窓の下枠が斜めになっていて、直線でなく曲線、しかも規則性は感じられない・・・。
オーダーカーテンはピッタリサイズの仕上がりが醍醐味なのだけれど・・・。
まず、現場担当が、とにかく測れるところはなるべく測ろうと、採寸するポイントを通常の数倍に増やし、正確な寸法を取りました。
次に縫製部門。かなり大きなファブリックを斜めに縫うことになりますから、しわが寄ってしまったり、生地が突っ張ってしまったりしやすい状況です。決して簡単ではないのですが、ここは自社内に縫製部門も有する当社の得意技。このような特注物件も多く手掛けるベテランスタッフが、丁寧に仕上げました。
そして迎えたFRITZ HANSEN TOKYOオープン1週間前の取り付け工事。工事担当者は「あのスタッフが縫ってくれたんだから、絶対に大丈夫」と信じていたものの、もし万が一間違っていたら・・・今から縫い直しは間に合わない・・・と内心ドキドキで取り付けを見守りましたが、想像以上に美しく収まりました。
FRITZ HANSEN TOKYOの皆さまにも喜んで頂き、「イメージ通りになって良かった。思い描いていた開放的で温かい空間になりそう」と相澤真諭子フリッツ・ハンセン日本支社長。
関係者一同、ほっと胸をなでおろしました。
インテリアファブリックのプロフェッショナルとして、これからも日々鍛錬を続けていきます。
FRITZ HANSEN
1872年にデンマークで創業したファニチャーブランド。時代に左右されることなく、世界的に有名なクラシックラインからコンテンポラリーラインまで、家具、照明、アクセサリー小物をオリジナリティあふれる世界観をもって表現。なかでも、1958年に誕生したブランドを代表する「エッグチェア(Egg™)」は、アルネ・ヤコブセンが残した不朽の名作で、60年以上経った今でも世界中の人々に愛されている。
公式WEBサイト https://fritzhansen.com/
FRITZ HANSEN TOKYO
107-0062 東京都港区南青山2-27-14, 1F-2F