お部屋がまぶしい ― 遮光カーテンでお部屋を快適に インテリアメーカーのインテリア講座04
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カーテンやカーペットなどのインテリアは、ちょっとした工夫でとてもオシャレな空間を作ってくれるのですが、いざ、取り替えようとなると面倒でついつい後回しに・・・。
KAWASHIMA Stories「インテリア講座」では、ちょっとしたアイディアや知識で、より快適な生活空間で過ごしていただけるようなポイントをご紹介していきます。第2回は適度な光を取り込んで快適な空間にするカーテンについてです。
【本日のお客様】
40代ご夫婦 お子様おふたり(高校生のお姉さん、中学生の弟さん)
[お悩み] 夫はリモートワークをしていて、リビングだと集中できないので、寝室を仕事部屋として使っているのですが、午前中はまぶしくて、パソコン作業がしづらくって・・。 こういう方は他にもいらっしゃいませんか? |
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はい。在宅勤務をされますと、今までと環境が異なりますので、同じようなご不便を感じていらっしゃる方はとても多いと思います。
まぶしいので厚手のカーテンまで閉めるのですが、そうすると、今度は部屋が暗くなってしまうんですよね。本当は厚手のカーテンは開けておきたいんです。その方が換気もできますし。
机の向きを変えれば良いのかもしれませんが、配線の都合もあるので、難しいんです。
そうですね。家具の移動までとなると少し大変ですね。
お話からですと、窓は東向きですね。よろしければ、薄地(レース)のカーテンで、眩しさを軽減するタイプのものがあります。
え!? そんなのがあるんですか?
どんなものか見せてもらえますか?
はい。たとえば、このあたりのレースは、まぶしさを抑えながら、やわらかい光を取り込む「ローグレア」という機能が付いたレースです。レースをこのタイプに変えていただくだけでも、ずいぶんまぶしさが軽減されるのではないかと思います。
やわらかな光を作り出す「ローグレア」
外光のまぶしさを抑制しながら光を室内へ取り込む機能です。
生地を透過して室内に差し込まれた光は、まぶしさが軽減されてやわらかに感じられます。優しい光の空間が広がります。
それ、すごくいいですね。毎日、日光があたって目がつらかったんです。
あと、その部屋は 夏はすごく暑いんですよ。
夏の暑さは、ここ数年ますます厳しくなってきていますよね。
もしよろしければ、暑さ対策もできて、眩しさ対策もできるタイプのレースもありますよ。レースの中でも「遮熱」と書いているマークがついている生地は、夏の冷房の効果に良いと認められたタイプなんです。 クーラーの電気代も安く抑えられるので、おすすめですよ。
ええっ!?
レースにそんなお得な機能があるんですか?
室温上昇を抑える薄地カーテンの遮熱性能を5段階のランクで表示「夏ECO」
ボイルやレースなどの薄地カーテンは太陽光による室温上昇を緩和し、夏の冷房効果を高め、省エネルギーにも役立ちます。明るさを取り入れつつ、遮熱効果を高めたい場合の目安としてご活用下さい。
こちらの夏エコマークは、レースカーテン全点に表示されているマークで、「このレースがどのくらい電気代を抑えられるか」という効果を5段階で表しています。SA・A・B+・B・Cと5段階あり、SAは一番効果が高く、ランク B+以上のものは、「遮熱」としても認定されます。
因みに「遮熱」マークは、日本インテリアファブリックス協会で定められたマークなので、各メーカー(※)共通のマークです。
※日本インテリアファブリックス協会会員企業
お使いのレースの遮熱ランクによっては、室内温度が3℃程度も違う場合もあります。カーテンは何年も使いますので、エアコンを効かせるための電気代が、ランクに比例して年月と共に差が出てきますね。
レースの中でも、「遮熱」マークと「ローグレア」マークが両方付いている物をお選びいただくと、眩しさも暑さもずいぶん軽減できるかと思います。
こういうものがあること自体、知らなかった~。すごくいい!
レースに、こんな機能がついているものがあるんですね。
他にも色々なタイプがあるんですか?
そうですね。レースでしたら、裏面が鏡のようになってる「ミラー」タイプは、光の反射で外からも見えにくい効果もあるので、例えば、お向かいのお宅から見えにくくしたい場合などにおすすめですよ。
こちらは生地の裏面です。
機能カーテン「ミラーレース」
カーテンの裏面にブライト糸を使用することで、昼間に外から見る人の目に入るカーテンの反射光が増加し、部屋の中が見えにくくなります。
本当ですね、鏡みたい。
でもこの生地、ちょっと外が見えにくいですね。もう少し透ける感じがいいかなぁ。
そうなんです。遮熱タイプやミラータイプは、比較的透けにくいものも多いのですが、中には透けやすいものもあります。
この濃色のミラーレースは、室内からは見えやすくて、室外からは見えにくい「クリアシーン」という機能がついています。生地の内側は紺色や黒などの濃色で、生地外側が白く反射するミラーになっていることで、外から見えにくいけれど、内側からは見えやすいという、相反する効果を持ち合わせた、珍しいタイプなんですよ。
この紺色のレースは、マニッシュなインテリアがお好みの方にもおすすめです。
室内から外が見えやすく、外からは見えにくい機能カーテン「クリアシーン」
白く透けにくい糸と濃色の糸を表と裏で対向させることで、室内から外は見えやすく、外からは見えにくい相反する効果を持たせています。
これカッコイイ! 僕はこれ好きだなあ。
最近は、白いレースだけでなく、こういったカラーレースも人気が出ているんです。
このカラーレース、柔らかくて素敵。あっ! ローグレアマークもついていますね。
見た目だけでなくて、こんな機能性までついてくるなんて、今まで考えたことなかったです。生地選びって楽しいですね。
ショールームでは、実際に生地をお手に取っていただきながら、生地の風合いを感じていただくのはもちろん、こういった機能面のご案内もできますので、是非、お悩み事はご相談ください。