振袖用の帯の文様をぬり絵・ポチ袋にしました。 おうち時間を楽しもう!
- OBI
”涼しそう” ”冷たそう” と感じることで涼を取る、日本にはそんな古くからの楽しみ方があります。
帯の文様ぬり絵 第3弾は、少しでも涼しくなっていただきたいとの思いから、夏によく使われる ”水” にまつわる文様から用意しました。暑い夏を乗り切るのに「おうち時間」を上手に取り入れるのも効果的だとか。おうち時間のお楽しみに、是非、ぬって涼しさを想像してみてください。
いつにも増して暑い夏ですね。
ブルー系のインテリアを取り入れてみたり、ガラスの器を増やしてみたり、風鈴をつるしてみたり、日々の暮らしのなかに涼しそうなものを取り入れることも、暑さを乗り切る工夫の一つのようです。
日本には古くから、目で見て「涼しそうだな」と感じたり、「冷たいもの」を連想させることで涼を取るという楽しみ方があります。着物の帯も、夏物は透け感を楽しめるような素材が使われているものも多くありますが、もちろんそれだけではなく、描かれているデザインも涼やかさを連想させるモチーフがたくさんあります。帯のぬり絵第3弾は、そんな夏に楽しめるデザインの中から「水」にまつわる文様を集めてみました。
海に囲まれた島国の日本は古くから船と深いかかわりがあり、江戸時代に来航したオランダ船などの外国船は、ハイカラなモチーフとして好まれ、当時の浮世絵や工芸品などにも描かれ親しまれていたようです。華やかさ・豪華さから格調の高いイメージがあり、現在でも着物や帯でよく見られる柄の一つです 。
この絵柄は国旗がたなびく異国情緒のあるオランダ船で、人々が交流している賑やかな様子を表現しています。活気にあふれた情景をカラフルな色を使ってお楽しみください。
「阿蘭陀船」 ぬり絵ダウンロード
「阿蘭陀船」 ぬり絵ダウンロード(英語版)
鳥貝、巻貝、あさりなど、様々な貝を菱形に組んだ海松(みる) の中に配し、夏らしい涼やかな意匠として描きました。
海松は、宮中祭祀や新嘗祭(にいなめさい)にも奉納される松葉のような末広がりの形をした海藻のことを指します。平安装束にも用いられ、当時流行していた文様の一つと言われています。「海の松」ということから新年の行事やお祝いの時などにも使用されるおめでたいモチーフです。
夏の海を感じさせる、バラエティ豊かな貝殻のぬりえをお楽しみください。
「貝尽くし」 ぬり絵ダウンロード
「貝尽くし」 ぬり絵ダウンロード(英語版)
日本では古来より、水は人間にとって聖なるものとされ、水を表す文様は多く使われてきました。中でも、波の寄せては返し一瞬で消えてしまう姿を表した波文様は、日本人の奥ゆかしさを感じさせる文様として好まれ、海路の無事や海がもたらす幸を祈願する際など、様々な場面で用いられてきました。
無限に連鎖する平和や円満を意味する「七宝文様」や、子孫繁栄や無病息災を願う「菱文」などの様々な割付文様を波の中に配し、縁起のよい意匠として表しました。
様々な文様と意味がつまったぬりえです。時間をかけてじっくりお楽しみください。
「小紋彩波」 ぬり絵ダウンロード
「小紋彩波」 ぬり絵ダウンロード(英語版)
日本では古来より、水は人間にとって聖なるものとされ、水を表す文様は多く使われてきました。川のせせらぎや海の波が涼しさを連想させるように、特に夏には水にまつわる文様が多く使われてきたようです。
貝や波、船の文様を塗りながら、涼しい夏を感じていただければ幸いです。
今回は、海外の方にも楽しんでいただければと、英文テンプレートも用意しました。
ぜひ 、お知り合いへもご紹介ください。
※これらのデザインはぬり絵としてお楽しみいただく事を目的としています。転用・転載はお控え下さい。