川島織物セルコンは、環境配慮型商品の開発・生産を通じ、
持続可能な社会の実現に貢献していきます
世界各地で発生する自然災害に象徴される地球温暖化、不足する食料や水、資源・エネルギーの確保など、持続可能な社会の実現へ向けての課題は山積しており、地球規模での取り組みが求められています。また近年は、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成へ向けた活動が重要視されており、私たち繊維産業も、より環境負荷を低減した商品・サービスの提供など、課題解決へ向けた経営が必要と考えています。
川島織物セルコングループは、京都議定書採択の地“京都”に本社を置く企業として、早くから環境対応を経営の重要課題と捉え、従業員の環境意識を高めるとともに、環境配慮型商品及び環境配慮型技術の開発を推進してきました。
例えば商品面では、当社の主力商品の一つであるカーテンで、1996年に業界で初めてPET再生繊維を使用した製品を発売、現在は製品回収の広域認定を取得し、回収した製品を100%再利用する「カーテンリサイクル」を実施しています。また床材では、2003年に「廃床材リサイクル循環システム」を確立、2008年には業界初の「カーボン・オフセット付タイルカーペット」を発売し、高い評価を得ました。
また活動面では、CO2排出量の削減に積極的に取り組み、2010年に「エコ・ファースト企業」の認証を受け、現在も活動を続けています。また、インテリア業界で唯一、カーテン・カーペットのケミカルリサイクルを広域認定取得のもと実施しています。
川島織物セルコンは、本年、創業180周年を迎えました。当社の今日があるのは、お客様、従業員をはじめ協力会社、地域社会など全てのステークホルダーの皆さまのおかげです。当社はこれからも、環境経営の考え方に立ち、SDGsの達成を重要な目標として掲げ、環境配慮型商品及び環境配慮型技術の開発を一層推進し、持続可能な社会の実現のために貢献してまいります。
2023年2月